第16回 いつも自然体"クミコ"からの応援レター「ココロの窓を開けたなら」

新連載いつも自然体

第16回 「春なのでご自愛ください」(2011.3.1)

春一番が吹きました。
春って、もちろん希望の季節には違いなんですが、私など、どうも苦手で。

なんたってホコリっぽい。
こんなに風が吹かなくても良いんじゃないかと思う。
それに、その風に乗ってくるものが困ります。
花粉です。

私はまったくの「花粉症」ではありませんが、花粉が飛び始めた時というのはわかります。
鼻がむずむずします。目がうっとおしくなります。
お、今年も来たな、い よいよ春だな。
そんな感じです。

まあ、それ以上ひどくなることはないのですが、どんどん
春になって、どんどん花粉が飛ぶようになると警戒すること。
それは、声です。
たとえば、多くの人が集まるコンサート会場など。
目には見えない花粉だらけ。
その中で、大きな口を開けて唄う。
ふと、咳き込みそうになることが。
あるいは、どうもノドが詰まったような、声がかれるような。

これは本当に困ります。
誰だよ、杉、こんなに植えちゃったの。
悪態つきたくなる。

それにしても、いつからでしょう。
春が、こんなに辛い季節になったの。
これじゃ春がかわいそうです。
英語の教科書で習ったこと思い出します。

Spring has come.
春 来たりぬ

英語の文法、現在完了だかなんだかの授業で、有名な詩の一節から引用したものですが。
でも、それと関係なく先生、いったもんです。
春のこと。
「ほら、春の歓び、溢れてるでしょう。
冷たい冬を耐え、今やっと迎える春。
春が来た!春が来た!
この生命力への歓び!」

こういうのが、ほんとの春だったはずで。
春にとっては、なんとも気の毒なことではあります。

クミコさんPROFILE

1954年9月26日 茨城県水戸市生まれ。早稲田大学卒後、’78年、「世界歌謡祭」に日本代表の一人として参加。’82年 シャンソンの老舗・銀座「銀巴里」のオーディションに合格し、プロとしての活動をスタートする。’99年 作詞家・松本隆氏に見いだされる。‘02年 アルバム「愛の讃歌」に収録した「わが麗しき恋物語」が、“聴くものすべてが涙する歌”として大きな反響を呼び、シャンソンでは異例の大ヒットとなり一躍脚光を浴びる。’07年 デビュー25周年を迎え、中島みゆき書き下ろしの新曲「十年」を収録したアルバムをリリース。翌年、アルバム「友よ!」を発表し、話題に。‘09年、三木たかし氏の遺作である「届かなかったラヴレター」をリリース。そして、今年2月9、10日には、井上芳雄さん徳光和夫さん上柳昌彦さんと共に、シリーズ35万部突破の実話集「届かなかったラヴレター」を朗読と名曲で綴るハートフルコンサートを実施。また、「届かなかったラヴレター」を含む新作ミニアルバムをリリース。2月24日にはNEWシングル「INORI 〜祈り〜」をリリースし、USEN総合リクエストチャート1位になるなど快進中。

*その他クミコさんの詳しい情報は 「クミコ オフィシャルサイト」まで http://www.puerta-ds.com/kumiko/index.html

連載