第12回 いつも自然体"クミコ"からの応援レター「ココロの窓を開けたなら」

新連載いつも自然体

第12回 「私のミッション」(2010.12.15)

今年関わった仕事で、今も続いているのが ナレーション。
NHKbs1で放送されている「地球ドキュメント ミッション」という番組です。

日本や世界で、「誰か」のために頑張る人々を取材したものですが、時としてウウッと胸が詰まり、声にならないことも。
それくらい、「誰か」のために苦労する人々の姿は崇高です。

前回はフィリ ピンの、四肢の不自由な少年に「義足」を届ける、日本の社長さんのお話でした。
何十万もする義足は、成長の激しい子供には負担です。
特に貧しい人にとっては、 どうにもなりません。

乳がんで失われた乳房のように、新しいカラダを特殊な技術で製造する会社を経営する、この社長さんは、何とかもっと安く義足が作れないものかと思案します。
そこでできたのが竹の義足です。
フィリピンにはいやというほどある竹を使って、わずか三千円で作ります。

最後に、竹の義足をつけた少年が海辺に立ちます。
彼にとって、自分の足で海に来ることは「夢」だったのです。
「ありがとうございます」と綴られる、日本の社長さんへの、少年の手紙。
こんなに美しい手紙は見たことがありません。

番組では、最後の決まり文句があります。
「あなたのミッションはなんですか?」

ここを声にするたび、私のミッションは何だろうと考えます。
思えば「INORI〜祈り〜」と巡り会い、唄っていることも、ミッションなのかもしれません。
神さまが与えてくれたミッション。

そうそう、紅白歌合戦の抱負を尋ねられ、答えました。
「この歌をきちんと皆さまにお届けすること。それが私のミッションです」

年明けの連載は、1月15日(土)からはじまります。
来年もどうぞよろしくお願いします。

クミコさんPROFILE

1954年9月26日 茨城県水戸市生まれ。早稲田大学卒後、’78年、「世界歌謡祭」に日本代表の一人として参加。’82年 シャンソンの老舗・銀座「銀巴里」のオーディションに合格し、プロとしての活動をスタートする。’99年 作詞家・松本隆氏に見いだされる。‘02年 アルバム「愛の讃歌」に収録した「わが麗しき恋物語」が、“聴くものすべてが涙する歌”として大きな反響を呼び、シャンソンでは異例の大ヒットとなり一躍脚光を浴びる。’07年 デビュー25周年を迎え、中島みゆき書き下ろしの新曲「十年」を収録したアルバムをリリース。翌年、アルバム「友よ!」を発表し、話題に。‘09年、三木たかし氏の遺作である「届かなかったラヴレター」をリリース。そして、今年2月9、10日には、井上芳雄さん徳光和夫さん上柳昌彦さんと共に、シリーズ35万部突破の実話集「届かなかったラヴレター」を朗読と名曲で綴るハートフルコンサートを実施。また、「届かなかったラヴレター」を含む新作ミニアルバムをリリース。2月24日にはNEWシングル「INORI 〜祈り〜」をリリースし、USEN総合リクエストチャート1位になるなど快進中。

*その他クミコさんの詳しい情報は 「クミコ オフィシャルサイト」まで http://www.puerta-ds.com/kumiko/index.html

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