第38回 いつも自然体"クミコ"からの応援レター「ココロの窓を開けたなら」

新連載いつも自然体

第38回 「丁寧に春を迎えます」(2012.3.1)

やっと春の気配がしてきました。
けれど気配は気配で、三寒四温という言葉の通り、暖かさに頼ろうとすると、またスルリとかわされる、そんな毎日です。

さて、私、二月の中旬から東京の「明治座」という劇場に出演しています。
歌謡界の大先輩、五木ひろしさんの公演のゲストとしてですが、この厳しい世界で頂点を極めている方とご一緒するのは、思っていたよりも、学ぶことの多いものになりました。

歌は、その人の人生を現すということでしょう。
貧しい心で唄う歌は、やはり貧しい 。
豊かな心で唄う歌は、それを聴く人を豊かにする。
当たり前といえば当たり前のことですが。
一日一日を、懸命に丁寧に生きよう、そして唄おう。
そんなまっすぐな気持ちにさせてくれた五木さんに、今はただ感謝をしています。

大震災からもうすぐ一年。
歌のできる役割も、少しずつ増えてきました。
「希望」を残せる歌を、唄いたい、唄い続けたい。
春の足音を、だんだん近く感じながら、日向で深呼吸をしています。

クミコさんPROFILE

1954年9月26日 茨城県水戸市生まれ。早稲田大学卒後、’78年、「世界歌謡祭」に日本代表の一人として参加。’82年 シャンソンの老舗・銀座「銀巴里」のオーディションに合格し、プロとしての活動をスタートする。’99年 作詞家・松本隆氏に見いだされる。‘02年 アルバム「愛の讃歌」に収録した「わが麗しき恋物語」が、“聴くものすべてが涙する歌”として大きな反響を呼び、シャンソンでは異例の大ヒットとなり一躍脚光を浴びる。’07年 デビュー25周年を迎え、中島みゆき書き下ろしの新曲「十年」を収録したアルバムをリリース。翌年、アルバム「友よ!」を発表し、話題に。‘09年、三木たかし氏の遺作である「届かなかったラヴレター」をリリース。そして、今年2月9、10日には、井上芳雄さん徳光和夫さん上柳昌彦さんと共に、シリーズ35万部突破の実話集「届かなかったラヴレター」を朗読と名曲で綴るハートフルコンサートを実施。また、「届かなかったラヴレター」を含む新作ミニアルバムをリリース。2月24日にはNEWシングル「INORI 〜祈り〜」をリリースし、USEN総合リクエストチャート1位になるなど快進中。

*その他クミコさんの詳しい情報は 「クミコ オフィシャルサイト」まで http://www.puerta-ds.com/kumiko/index.html

連載