健康情報ニュース
第3回 「8割の高齢者が何らかの傷病に」
8割の高齢者が何らかの傷病に
寝たきりの要因、「衰弱」「骨折・転倒」等
(2011年11月9日発行:健康産業新聞より)
これまでにテストステロン補充療法による合併症の一つに前立腺がんの増悪を上げた。
前立腺がんに罹患している場合、テストステロンは明らかに増悪因子であるが、
発症についてはいまだに議論が多い。
前立腺がんの発症には人種や地域などの遺伝的因子、
また食生活や性的活動などの環境因子も関与していると考えられている。
環境因子と前立腺がんの発症に注目すると、高カロリー、高脂肪食の食事摂取と前立腺がん発症のリスクとの関連が報告されている。
ハワイアンのケースコントロールスタディでは、アメリカにおける前立腺がん発症の
25%が高い飽和脂肪酸の食事摂取に関連しているとの報告がある。
アジアの国々では、豆類などの植物エストロゲン類を含む食事摂取が、
前立腺がんの発症率に関与している可能性が指摘されている。欧米の国々と比較し、尿中における植物性エストロゲン濃度は、
前立腺がん発症の少ないアジア圏の国々において高い。
近年、大豆イソフラボン、茶カテキン、リコピンやクルクミンなどのサプリメントによる前立腺がん発症予防が注目されてきている。
当科における検討で大豆イソフラボン・クルクミン含有サプリメントは、PSA10以上の高値群で血清PSA値の減少効果があった。
また細胞実験ではアンドロゲン受容体の発現が、サプリメントの投与により低下しており、PSAの分泌・産生低下はアンドロゲンシグナルを介する可能性が示唆された。
今後イソフラボンやクルクミンなどのサプリメントが前立腺がんに対する安全かつ有用な予防戦略となるかもしれない。
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